運よく抽選に通ったので、昨日±0 AOYAMAの中庭で行われた対談を聴きに行ってきた。
坂田さんというのは古道具屋の主人でユニークな目利きとしてとても注目されている人だそうです。
最近as it isという古道具の美術館を開設したそうです。
深澤さんは気さくな感じの人で、抽象的なテーマながら、難解な議論にならないよう注意深く進行している感じでした。
でも音響設備が貧弱で、マイクを使っているにもかかわらず対談の内容が半分ほどしか聞き取れない状態だったので、今後も同様の企画をするならばこれはぜひ改善してもらわないと(なんてことはここに書いても意味ないな)。
対談のあとに質問コーナーがあったので、人がなにかを美しいと感じることと、それが珍しいものであることとは関係があると思うかどうか、質問してみた。
坂田さんの答えは「レアさと美しさは無関係。ありふれた日用品が美しければそれが一番だと思う」というようなものだったけど、「希少価値=美」でないことは当然だとしても、美を感じることと体験として希であること(脳への新鮮な刺激)とは完全に無関係ではないような気もするし、もう少しつっこんだ議論が必要だと思った。周りに美しいものがたくさんあっても、ただそこにあるだけではその美しさに気づかないのではないかとも思う。
質問コーナーにはちょっと大きすぎる話かなと思ったので深くは追求しなかったけど、「美しいものはすでに身の周りにたくさんあって、それを適切な形で置き直すことによってみんなに気づかせることがデザインなのかな」という僕なりの考えも、それほど突飛ではないかもと思った。
あと、ほかの質問者への回答の中で、深澤さんがアートの2つの定義について述べていて、それがおもしろかった。曰く、
一つは、真っ暗闇のトンネルに入って行って全てのセンサーを全開にしてつかもうとしてもなお何もつかめず、ぐったりして出てくるようなもの。
もう一つは対照的に全てのセンサーから伝わってくるようなもので、わかりやすく、触れた人に楽しさや喜びを感じさせてくれるもの。
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