バカンスの間に考えたことをまとめている。
今回は休暇のあり方について。
提案したいのは、日本人の休暇を全ての曜日に分散させることだ。現在のようにみんなが一斉に土日に休むのではなく、いろんな曜日に休めるようにすることである。
そういう風にするのが難しい理由はいくらでもあるだろう。しかし、やろうと思えばできることだ。いろいろと面倒なことがあるにしても、そういうことの大半はそれこそIT技術でなんとかなるように思う。そういうところにこそコンピュータ・パワーを使えばいい。
そして人間はもっと豊かな時間を過ごすのだ。ITが機械相手の味気ない仕事ばかりを増やすのだとしたらつまらないが、ITによってみんながバカンスを取れるようになったり、渋滞のない高速道路をスイスイ走ってレジャーに出かけたりできるようになるならなかなか素敵なことだと思う(もちろんほかの過ごし方をしたって構わないが)。
今回、1ヶ月間のバカンスを体験してみて、日本のレジャー産業が抱える問題の一部を実際に目にして来た。例えば、平日にスキー場に行ってみるとびっくりするくらい人が少ない。道路も、レストランも、ホテルも、温泉も、サービスエリアも、全部ガラ空き。だいたい10分の1くらいの施設で十分間に合う感じである。それでもホテルやレストランは営業しており、夜になればナイタースキーの照明が灯る。昼間リフト待ちもなく存分に滑れるのにナイターをやる人なんてどれほどいるんだろうか・・?あらゆる状況がものすごく非効率的に見えてくる。
これらの施設では、休日に集中する利用者の数に合わせて施設の規模が決められている。その結果、平日はほとんど無駄に営業しているわけだが、その分の経費は当然ながら休日にやってくる客に転嫁される(大きなスキー場の大規模ホテルでは、高校のスキー合宿など数百人単位の団体客を呼ぶことで平日の稼働率を上げる努力をしているようだが)。
ここで、仮に利用者が休日だけでなく平日にも分散してやってくる場合を考えてみよう。休日の客数は減るので施設や従業員数を縮小でき、コストが下がる。逆に平日は客が増えるので営業効率がよくなる。平日と休日の両方で無駄が減り、その分料金は安くでき、客にもメリットがある。道路が渋滞しなくなればレジャー客の総数も増えるかも知れない。
一方、会社員にとっても、休暇の充実だけでなく、さらなるメリットがある。例えば、人生にはいろいろなステージがあるのだから、休みが少なくてもいいからとにかく稼ぎを増やしたい時期もあれば、育児などのために収入を一時的に減らしてでもプライベートな時間が必要な時期もあるだろう。そもそも収入よりも自由な時間を優先した働き方を好む人もいるかも知れない。会社ではいろいろなステージ、価値観の人が一緒に働くので、全員一律の勤務時間で統一しようとするのは無理がありそうだ。それぞれの社員の事情を考慮して勤務量をうまく調整し、仕事を配分することができれば、様々な働き方が可能になるだろう。
もちろん、そうした調整と配分は簡単ではないだろうが、そういうところにもIT技術を応用することができる。情報システムを活用しつつノウハウを蓄積していけばかなり柔軟な対応が可能になるはずだ。
そのような情報システムの開発は、日本国民のかなりの部分に恩恵をもたらすものだから、政府が援助して研究開発を推進してもいいように思う。もしかしたら世界中で売れるシステムになる可能性もある。
一時期のレジャーブームが去り、観光地では廃業したホテルなどもよく見かけるようになった。休日の分散による営業効率の向上が実現できれば、よりリーズナブルで魅力的なサービスを提供する観光地が各地に増えるのではないかと思うが、どうだろうか?
バカンスの間に考えたことを少しまとめておこうと思う。
まずは教育について。
歴史に学ぶところ、国が繁栄するためには、その時代の花形となる産業において世界シェアを取ることが必要だ。20世紀後半における日本の成功は、結局のところ製造業において世界のトップの座を勝ち得たことによってもたらされたのだと思う。
いま、時代の主役となる産業は製造業から情報産業へ(モノからシステムへ)と移行しつつあるように思う。だとすると、日本が現在の繁栄を維持するためには情報産業でも世界シェアを獲得する必要があるが、そのためには日本人は今まで以上に外の世界のことを知る必要がある。
というのも、モノは言語や文化などの違いを越えて汎用性を得やすい性質がある一方、システムはより言語依存的であり、国や地域によってそれぞれ好まれるやり方が異なるからである。
戦後の産業の中心が製造業だったことは、恐らく日本人にとってラッキーだった。日本独特の考え方や社会のあり方が、高性能な製品を生み出すことに有利に作用し、その製品はそのまま世界中に受け入れられた。
しかし、システムは文化そのものである。そして日本は文化的に非常にユニークである。日本的なシステムをそのまま持って行ったのでは世界に受け入れられることは難しいだろう。言葉の壁だけでなく、他の人びとのことを文化レベルでより深く理解しなければ、世界中で喜ばれるシステムを生み出すことはできないものと思われる。
よって、なによりもまず世界のことを知らなくてはならない。
そこで、「優秀な若者はどんどん海外へ行かせるべし」。具体的には
・留学のための奨学金制度を立ち上げる(政府レベル)
・留学生が現地での生活に溶け込みやすくするための支援機関を立ち上げる(政府レベル)
・単位の交換を可能にするため、各国の主要大学との間で提携を結ぶ(大学レベル)
・国内で海外留学経験者を積極的に雇用し、活用する体勢をつくる(事業者レベル)
などの手を打つというのはどうだろうか?
海外の文化を身をもって理解した上で、日本独自の工夫をこらすことにより、世界シェアを取れるようなシステムを生み出していく必要がある。
過去50年の間に得た成功のノウハウだけでは、これからの50年を生きることはできない。製造業と情報産業との性質の違いを認識した上で、情報産業でも世界に存在感を示していくために必要な人材を育てるべく、教育改革をすぐにでも始める必要があると思う。
ちなみに、ヨーロッパ圏内では以前から「エラスムス」という交換留学の制度があり、多くの学生が国境を越えて学んでいる。滞在先での支援の仕組みも整えられていて留学に伴う様々な生活上の困難はかなり軽減されている。日本人はこうした仕組みの恩恵を受けられないため自力で切り開いて行く必要があり、けっこう苦労しているように見受けられる。また、限られた留学期間中により有意義な体験を得るためにも、こうした支援の仕組みは重要だと思う。
年の瀬も押し詰まって来ましたね〜。
今年は会社をつくったので年賀状を出すことにしました。
しかも、抽選で b∞☆s T-shirt が当たるお年玉付きです。(^_^)/
みなさんにお送りしたいので、よろしければ現住所をお知らせ下さい(minorio_at_nokosu_dot_com まで)。
このエントリー、ちょっとおもしろいので紹介しちゃいます。
My Life Between Silicon Valley and Japan - 人それぞれの個性について
それがどんなに先鋭的な専門分野であれ、口には出さずとも同等以上にわかってる奴はつねに100人はいる。それを論文にまとめたりブログに書いたりできるやつが10人ぐらいいて、本気でそれの実現に自分の人生を賭けるやつは1人しかいないっていうだけのことさ。
おそらく今年最後のBBQになるでしょう。土曜日は二子玉の河原でのんびりしてきました。さすがにこの時期にやっている人は僕らだけでしたが、晴天に恵まれて快適でした。
メンバーは初対面の人がほとんどでしたが、ラオスやコンゴなどまだ行ったことのない土地も含め世界中から集まって来た感じで面白かったです。
余談ですが、タープがあるとなしとでは家と野宿くらいの差があるなーと思いました。やはり住居のイメージの中で屋根というのがとても大きいんでしょうね。
そのあとは用賀の温泉に行ったのですが、うわさ通り黒いお湯でした。東京の温泉は初めてだったので、お湯の塩っぱさにも驚きました。説明書きによれば太古の海水がわき出しているんだそうです。
この人、変なところにずっと立ってるなーと思ったら、立ち寝でした。こういう技があるんですねー。しかも片手にはケータイをにぎったまま。
金曜の晩で、終電が来たので僕はそのまま乗りましたが、彼はまだ寝ていました。逆向きも終電間近でしたが、きっと自分の電車が来たら目覚めるんでしょう。たぶん。
実際に立ったまま寝る人を見たのは初めてです。鎖の上で昼寝する中国人もすごいけど、日本人もなかなか捨てたもんじゃないですね〜。(^_^
たまに酔っぱらって床に寝転がっている人がいますが、それよりは立って寝ている方がだいぶスマートです。周りを見ても彼に注目して眺めているのは僕だけだったので、意外と人目につかなくていい方法なのかも知れません。できそうな人はやってみて下さい。(^o^)/
ぼくがヨーロッパに暮らしてみて以来ぼんやりと感じ続けて来たこと、いまやろうとしている仕事の意味などを、日本 - アメリカ - フランス(欧州)という大きな軸の中で位置づけてくれている文章のような気がします。
目指すべきポイントがよりクリアになった気がします。
素晴らしい文章なので、是非読んで下さい。(^_^)/
中沢新一による糸井事務所での特別講義「青山分校!」は、次回・第7講で最終講となるそうです(2007年からは、また別のテーマで講義が行われるかもしれませんが、まだ未定とのこと)。
講義を聴けるチャンスは次が最後かも!?ってことで、今回も抽選に応募してみました。
応募するために「青山分校!」のページを見ると、第6講の受講生からのひと言メッセージのところに僕のコメント(の一部)が載っていました。ちょっと驚いた。
そういえば先日、岡本太郎記念館のカフェに行ったんですが、岡本太郎の彫刻などがいくつも無造作に置かれた庭に面してテラス席があります。岡本太郎は縄文の美を発見した大功労者だそうで、中沢さんの『三位一体』理論を知った上で彼の作品を見ると、そのことの意味がしっくりと理解できました。
創造の源である見えない力、大地のエネルギーのようなものをそのまま形にしようとするとああいう造形になるんだろうなーと思うし、縄文土器などの持つ力強さと通底するものがあるような気がしました。
そんな太郎カフェの食器類は、エスプレッソのカップも、ミルクピッチャーもちょっと不思議な造形でした。(^_^

行って来ましたよ〜。(^_^
そして見ました。生 中沢新一、生 糸井重里、ついでに生 田島貴男まで!
(田島さんは、ほぼ日刊イトイ新聞にページも持っているのに、普通に僕のすぐ前の列に座ってました)
今日は「テレビの考古学」と題して映画とテレビの構造分析を披露してくれました。ユーモアも交えた軽快なトークはさすがにこなれた感じで面白かったです。講義の内容はわかりやすく、聴衆はみな(妙に)熱心に聞き入ってました。
ただ講義は一方通行なので、ゼミだったらもっといいんですが・・、やっぱりそれは贅沢かな。(^_^;
中沢さんの最新理論である『三位一体』は、様々な問題の「なぜ」に一定の答えを与えてくれますが、なるほどと原因を理解したところで「さて、それじゃどうしよう?」という段になると、やはり僕らが自分で考えなきゃいけないわけです。
自分の考えた解決策について、中沢さんや糸井さんの意見を聞いてみたいものですが、それはアイディアをもう少し形にしてからの方がよさそうです。いつかそんなチャンスが来るでしょうか。
来月の講義はいよいよ「お金について」だそうです。ムム・・来月の方が聴きたかったかも!
自転車で渋谷まで行った帰り道、意外なところに小さな崖を発見。
その崖に沿って不思議な雰囲気の団地が建っている。
ここはどういう土地なんだろう?
そんな疑問がわいてくる。
こんど写真を撮りに行ってもいいかも知れない。
追記 >
Google Earthだとココです。住所でいうと宮下町のあたり。団地の敷地だけ4-5m低くなってます。
立体画像ではないので地表面の高低差まではわからないかも。